「Buon compleanno!! Hibari!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
五月五日 子供の日
愛する学校の休日ついでに 覚えてしまっている
否 さっきまで忘れてたけど 言われて気付いた
休日等関係なく学校に来ているせいで 時々 曜日の感覚が無くなってしまう
忘れてたけど
今日は
僕の 誕生日
誰かに祝ってもらおうなんて 群れる草食動物みたいな考えなんて 微塵も無い
なのに
なのにこの男 跳ね馬
僕の家庭教師は
朝からいつもの様にヘラヘラと笑って
此処
応接室に いる
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジャキッ と音を立てて 仕込んでいたトンファーを取り出す
面倒臭いから 早く片付けてしまおう
「ちょっ 待て恭弥!!!!」
さっきまでの笑顔は消え失せ まるで降伏するかの様に 両手をあげて後退る
話を聞くのも面倒臭くて トンファーを振り下ろして黙らせる
「誕生日なんて 興味無いね」
よりによって この人に祝われるなんて・・・・・・・・・・・・
ふとあの男に目をやると さっきまで暫く 殴られた頭を押え蹲っていたのに
いったいどうゆう代謝をしているのか
もう立ち上がって 懲りもせず僕に纏わりついてくる
もう一度 一撃をお見舞いしてやろうかと思ってトンファーを構えたら
本能なのか わざとなのかは定かではないが
いきなり 抱きついてきた
離せ この変態
「・・・・・・・・・・・・離してよ・・・・・・・・・・・・」
「だって こうでもしないと恭弥 また殴るだろー」
・・・・・・何当たり前なことを・・・・・・
「離さないと咬み殺すよ」
そう脅してみたけど トンファー握ってる手は 家庭教師にしっかりと握られてて 抵抗の仕様が無い
「まあ 何だほら 今日はお前の誕生日だっ!! 目一杯甘えろっ!!」
何がそんなに嬉しいのか とびきりの笑顔で 僕の顔をのぞきこむ
「・・・・・・・・何言ってるの 馬鹿じゃない?」
そもそも 誕生日と言うのは祝われてる方が そうゆう 嬉しそうな顔をするんものじゃないの?
少しだけ 顔が熱くなる感覚がした
・・・・・・・・・・・・・嬉しい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
この僕が・・・・・・・?
そんな感情 要らない
そう思ってたけど
今だけは
この人の 心地良い温もりを
もう少しだけ
味わっていようかな
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・fin
言わずとも 雲雀 誕生日話(笑)
風紀の溜まった仕事を片付けにきた設定で(笑)
多分ディーノさんは 雲雀さんが寂しがってるんじゃないかとか考えてたら
いてもたってもいられなくて 思わず応接室に先回りして待ってた(笑)
雲雀さんは そんなディーノさんの優しさを 少しずつ感じてくれてれば良い(笑)