――――――――――――――――コンコン―――――――――――――――――――――
「どうぞ」
控えめに扉を叩く音
多分 "あの子" だろうと思い 雲雀は即座に返事を返した
思った通り 扉の隙間から少しだけ顔を出したのは
沢田 綱吉
走って来たのか 若干息が上がっており頬も心無しか紅潮している
「廊下は走らない」
何やら苛々していたしているのか 雲雀の言い方は少しキツかった
うわぁ・・・・ 雲雀さんもしかして機嫌悪いって言うか
・・・・・怒ってる・・・・?
廊下を走って来たのがそんなにいけなかったのかな 等と
ドギマギしながらも取り出したのは 雲雀の苛々の原因である物だった
綺麗にラッピングされている小さな箱
男子生徒が持つには何とも可愛らしく
今朝から何度も似たような物ばかり見てきた雲雀は顔を顰めた
かなり気恥ずかしくて
まともに顔が見れない
「雲雀さん・・・・・・今日何の日か知ってますか・・・・・?」
もうやけくそだと言わんばかりにありたっけの勇気を出して訊いてみた
「何なの本当に やたらそんな感じの箱やら袋やら持ってきて
浮かれてる違反者が多いんだけどまるで今日が特別な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一息に言ってはそこで固まる
「特別な・・・・・・・・・・・日・・・・・・」
特・・・別・・・・・
あぁもしかして・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・バレンタイン・・・・・・?」
暫く蒼褪めていた綱吉の顔がパァっと輝かせた
成程 道理で違反者が多いはずだ・・・・ 呆れた・・・・・
はぁ・・・・
と 何やら溜息を交えブツブツと呟きながら立っていた ら
「ハイ!!! これ!! 雲雀さんにです!!!」
と 行き成り持っていた箱を突きつけてきた
見ると顔を応接室に来たときよりもさらに真っ赤に染め
僅かに震え 目をキツく閉じている
本当に草食動物みたいだ・・・・・
ふっ と笑い 箱を受け取る
手の中にあった箱の感覚が無くなると
勢いよく顔を上げた が
其れは雲雀のトンファーによって制される
「い゛!!!!!!!???????」
不意を突かれたのと あまりの痛さに抗議の声を上げようとしたが
「没収」
箱を持ち 頬を朱に染めている雲雀を見たら
どうにも照れている様で つい笑ってしまった
「・・・・・・・・・・・・・・・有難う・・・・」
素っ気無く そして小さく礼を言うも照れを隠しきれて無い雲雀に
またしても笑ってしまっては再び彼のトンファーの餌食になるのだった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・fin
ところで雲雀さん 何時もは風紀を強化するのに今年はどうしたんですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・忘れてただけだよ・・・・・・・・・・
2008 02/14
実はちょっとだけ期待してて 気になってて考えすぎてたらいつの間にか当日だったとか言うオチ
良かった間に合った!!
そしてまさかの初書雲綱!! ワォ!
Happy Valentine!!
お幸せに!!