「僕等は馴合う事なんて 不可能に近いのですよ」



そう言って

俺の手を 強く 

握締める



それならば

この手を握る強さは

いったい どう言う 意味なのだろ



何で

何で 何で何で何で

今 そんな事

言うかな



俺と 一緒にいなければ 

こんな事にならなかったのに



俺のファミリーに入ることを

初めで いつもみたいに頑なに拒めば良かったのに



そしたら こんな

こんな 血塗れになってまで

俺を かばう様な事



しなくて すんだのに



「・・・・・・・・・・っ・・・・・・・・骸っ・・・・・・・・・・・!!」



まだ逝くな

逝かないで



俺は 為す術もなく

ただ アイツの手を握締める



こんな時に 10年前と変わらない

”駄目ツナ”のままで

情けなく 涙を流すしか出来なくて



「・・・っ・・・・・・くっ・・・がっ・・・・・・・つ・・な・・・よし・・・・・・」


もう良い

喋るな



助けるから

絶対に

死なせやしない



そう言いたいのに

嗚咽だけが出てきて

喋りたいのに

上手く 声が出ない



「Grazie・・・boss・・・・・・・・・・・ッ・・・・・Ti amo・・・」

《有難う・・・ボス・・・・・・・・・・・・・・・・・愛してる》



キツイはずなのに 骸は綺麗に微笑んでそう言った

こんな時まで 俺を心配するなよ



笑った顔を見て益々涙が出てきた



「Per favore non pianga cosi molto」

《そんなに泣かないで下さい》



「Perche io ancora sono ogni destra.」

《僕はまだ大丈夫ですから》



そう言うも 骸の口からは血が止まらなくて

俺と きっと骸自身も 

骸の死期が近いのを

時間が無い事を知らされる



「大丈夫だよな・・・あと少しで救護班が来るからな・・・」



握り締めてる骸の手が 徐々に冷たくなってきてる

嫌だ 嫌だ

頼むから まだ 逝かないでくれ



「綱吉」

不意に名前を呼ばれ顔をあげるとキスされた



「!!?っな!!????」

こんな時に!!

「クフフ・・・どうやら時間が無いようです・・・」



突然のことに頭がついていかない

キスされた事 別れの時が近付いてるのを肌で感じとった



「Ti amo・・・Tunayoshi・・・・・・arrivederci・・・・・・・・・・」

《愛してます 綱吉 さようなら》



静かに 瞼を落とす

まるで 眠るかのように



握った手から 完全に力が抜ける



「ふっ・・・!!?・・・・・・あっ・・・・・む・・・くろ・・・・・・?・・・」



問いかけても 返らない返事

思考がショートする

目の前が 真っ白になった



「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



骸!! 骸骸骸!!!!

叫んだ

叫んだはずなのに 声に ならない



頼むから もう一度名前を呼んでくれ



「・・・っ・・・嘘・・・だよ・・・な・・?・・・なぁ・・・骸・・・」



「何で・・・・だよ・・・・・・」

「何・・・で・・・・・ちく・・・しょ・・・・・・」



もう俺の名前すら呼んでくれない



「Grazie・・・・・・Mukuro・・・Ti amo・・」



絞りだすように呟き

初めて伝える想いと共にキスを落とす



だけど

もう届かない



「Arrivederci Mukuro」



さよなら 骸 



また 逢う日まで









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・fin





骸綱!! 初の骸綱が死ネタなんて・・・!!・・・

にしても自分本当にシリアス好きーだな

別に普通にラブラブも好きですよ!!?(汗)

ついでに言えばキスひとつ描写するにも物凄い勇気が要りました

これを書くだけの為に散々友人に恥ずかしいようとメールを送りました

このチキン野郎!!

ごめんね!!有難う!!!



ついでに言えば之を黒曜エリアに入れるかどうかも悩みました

ツナ目線やし ここで良いかな? と思いツッ君エリアへ

まぁ結果オラーイと言うことで